韓国語クラス内容
韓国語グループクラスレジュメ
■クラスのレジメ |
クラス紹介 ※担当先生が作成したものです。
クラス | 内容 |
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会話クラスA | 韓国語で会話ができるようになることが目標のクラスです。しかし、会話ができるためにはしっかりとした基礎が必要となります。会話クラスAでは、土台からしっかりと韓国語を勉強していきます。初心者の方は白紙の状態からスタートですので、最初は覚えないといけないものが沢山あると思いますが、心配することはありません。それぞれのハングルや単語が持つ特徴や語源などを分かりやすく説明することでみなさんが暗記する時に必要とされる努力の量を半分に減らして差し上げます。例えば、ハングルを覚えるときも、単純に順番どおりにガナダラと覚えるよりは、形が似ているもの同士で並び替えて表として覚えるとより覚えやすくなります。ハングルは、基本的に形が似ているものは発音も似ているため、ハングルの形に着目した覚え方は、発音の仕方の暗記にも役立ちます。単語も、もとの漢字を紹介しながら説明していきます。韓国語の単語の6、7割は漢字でできている漢字語なので、漢字の韓国読みを意識しながら勉強すると、初めて見る単語でもある程度単語の意味の予想がつき、覚えやすくなります。仮に、「학생(学生)」という単語と「활동(活動)」という単語を漢字の韓国読みを意識しながら覚えると、「생활」という単語を初めて目にしても「生活」と予想することができます。漢字の韓国読みは、漢字一文字につき、何通りも読み方がある場合は極めて少なく、基本的に、一通りの読み方しか持たないことが多いため、漢字の韓国読みを意識した学習法はとても効率が良いです。漢字が分かる日本人が漢字を用いた学習をしないのはもったいないことだと私は思います。 そして、会話クラスAでは、綺麗な発音に焦点を当てて授業を進めていきます。クセがついてしまった発音の矯正は大変です。最初に勉強するときからしっかりと綺麗な発音の仕方を勉強しておく必要があります。会話のクラスですので、ヨ体(最後がヨで終わる言い方)を重点的に勉強していきます。ヨ体とニダ体(最後がニダで終わる言い方)の違いは、ヨ体は話し言葉であり、ニダ体は書き言葉であることです。会話のために勉強するなら無論ヨ体でしょう。 教材は、市販されているテキストを使います。会話文が載っている文法書となりますが、これからの韓国語の勉強においてみなさんが使われる文法書はこれ一冊で良いと思います。むしろ、そうしていただきたいです。どのようなテキストを使っても良いのですが、できれば広い範囲の内容が載っている文法書を一冊選び、末永く「文法の辞書」として使ってほしいのです。そして、発音の勉強に邪魔になるカタカナのルビの付いた教材は避けた方が良いでしょう。会話クラスAではそういった条件を揃えた教材を使わせていただきます。会話クラスAで教材の勉強が全部終わりますと、フリートーキングクラスである会話クラスBに進むこととなります。 |
会話クラスB | 会話クラスAを受講された方、もしくはそれに準ずるレベルの方のためのクラスとなります。会話クラスBでは、特に教材は使わず、ノートだけを用意し、私や他の生徒さんとフリートーキングをしながら、分からなかった単語や文法・よく間違える単語や文法をまとめていきます。最初は片言でスムーズな会話にはならないと思いますが、このクラスは「会話に慣れるためのクラス」ですので、最初は、焦らず、ゆっくりと会話をしていくだけで十分です。そして、ある程度みなさんが会話に慣れ、スムーズな会話ができるようになってくると、それからは、韓国語の言葉と言葉の間の細かいニュアンスの違いや当該の言葉が使われる場面などに焦点を当てて勉強していくこととなります。 |
単語クラス | 単語を覚えることがメインとなるクラスです。「語彙力が足りない」「一人では単語を覚えるのが続かない」という方におすすめする授業です。みなさんは単語を覚えるときにどのように覚えていますか。単語を単純に何回も見たり聞いたりすることも一つの方法だと思いますが、より効率の良い方法もさまざまにあると思います。心理学では人の記憶は網のような形をしていて、それぞれが繋がっていると言われています。新しい何かを覚えるということは、すでに持っているなんらかの記憶に新しい記憶が繋がるということになるのです。初めて見る単語の語源を考えたり、どのような漢字でできている漢字語なのか(韓国語の単語の6、7割くらいは漢字でできている漢字語であるため一番有効)を考えたり、母語のどの単語に似ているのかを考えたりすることは、覚える単語に関連した付加情報を与え、覚える単語の内容を豊かにして記憶を大いに助けます。また、単語をカテゴリー化し、まとめて覚えることも大いに記憶を助けます。教える側が学習者になって代わりに単語を覚えることはできませんが、効率の良い覚え方を提示することはできます。本授業は、こういった内容に基づいて行う授業となります。 |
■韓国語講師 |
韓国インチョン出身のソン・ユビン先生。韓国語ネィティブです。
日本語もかなり堪能で、韓国語クラスの全てを担当しています。
生徒様からも絶大な人気を持ち、毎回、楽しくレッスンをしています。
■ソン・ユビン先生からのメッセージ |
ソン・ユビン 25才
出身:インチョン
九州大学大学院人間環境学府心理学専門
初めまして、九州大学に在学中のソンと申します。来日してからずっと韓国語の講師をしております。よく、韓国語は日本語と文法が似ているから学びやすいと言われています。確かに、他の外国語と比べて韓国語は、日本人にとって学びやすい言語であると思います。しかし、それはあくまでも比較的学びやすいというだけの話であり、韓国語と日本語の文法が似ているといえども、日本語にはない発音が韓国語には存在するため、勉強をしてもスムーズな会話ができるまでにはなかなか至らないのもまた事実です。頭の中で韓国語の文章が完璧に作られていても、それを口にした時、発音に問題があるため、伝わらないことが多いのです。実際、私の経験上、独学で勉強されていた方々(特にカタカナのルビの付いた教材を使われていた方々)の多くは発音が綺麗にできず、簡単な韓国語のフレーズも、なかなか伝えられないことが多々ありました。
日本人が韓国語の発音をする時によく間違えることは何があるでしょう。一番代表的なものは、「書いてある韓国語の文字数と発音する時の発音の音節数を合わせないこと」です。例えば、감사합니다という言葉をみてみると、カタカナ表記の発音に慣れている人は、『カムサハムニダ』と口を7回動かしてしまいます(7音節)。正しくは、書いてある文字数通り、口を5回だけ動かさないといけないのです(5音節)。口を5回動かす言葉なのに、2回も多く動かしてしまうとかなりの発音の違いが生じてしまいます。綺麗に発音をするためにはハングルをハングルとして読まなければならないのです。もう一つ日本人がよく間違える韓国語の発音を紹介すると、「어と오の発音を区分しないこと」です。日本語には「ㅓ」という発音の母音がないため、日本ではカタカナ表記だと、「어」と「오」は「オ」として表記しています。確かに「오」は「オ」の発音で合っていますが、「어」は「口を丸くしないオ」であるため、「어」を「オ」で発音してしまうと、二つは違う発音にも関わらず、「어」=「오」になってしまうのです。韓国の人は「어」と「오」の違いをはっきりと区分して発音し、聞き取るため、「어」と発音しないといけない単語を「오」と発音してしまうと、現地の人でも一瞬混乱してしまいます。確かに、現地の人なら前後の文脈から相手が言いたいことが何かを推測することはできると思いますが、それが可能なのは浅い会話に限られるでしょう。
日本語にはない発音が沢山あると聞くと難しそうで勉強するモチベーションは下がると思います。しかし、韓国語において、日本語にない発音というものはそう多くはありません。ハングルそのものの発音さえしっかりと勉強しておけば、8割は終わりだと私は思います。残りの2割は、イントネーションと連音などの発音の規則を知識として勉強しておくくらいでしょう。私はみなさんに、優先順位を踏まえて必要な発音の仕方・規則を教えていきたいと思っております。
もちろん、私が教えるのは発音だけではありませんが、単語や文法などは基本的にみなさんの律儀な復習が前提とされているものです。単語と文法は覚えるのに少しの努力が必要となってくるでしょう。しかし、単純に繰り返し書きながら覚える暗記ではなく、みなさんが効率よく暗記できるよう、理解しやすい説明や覚えやすい覚え方をみなさんに提示しながら教えていきたいと思っております。みなさんの韓国語がペラペラになるまでサポートしていきたいと思います。
ソン・ユビン
ブログ: http://yubiso.blogspot.jp
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